新生児育児がつらい理由はとてもシンプル。可愛いと思えなくても落ち込まないで！

産んでから2年近く経った今でこそ、子どもの愛おしさやかけがえのなさを日々感じていますが、子どもを産んだばかりのときは正直あまり可愛いとすら思えませんでした。

本質的に可愛くない、嫌いなのではなくてそもそも自分自身の身体の状態が最悪なので可愛いと思う余裕がないのです。

新生児育児がつらい理由その１：体が痛い

体中痛いんです。

普通分娩だろうと帝王切開だろうと無痛分娩だろうと産後は痛い。

立つ、座る、歩く、トイレに行く…というごく当たり前の動作すら痛みや違和感を伴うのでまず日常生活自体が苦痛なんですね。

自分のことだけでも精一杯な体調なんです。
それでも母乳育児をする場合は強い痛み止めは使えない。

しかも助産師さんに寝かしつけには立ってスクワットしながらだっこしろとか言われたよ。
なんという鬼畜ゲー。出産して3日後の人にそれ言う？？？

新生児育児がつらい理由その2:眠れない

眠いのにろくに眠れないんです。
基本母子同室の産院も多いのではないでしょうか？
私も母子同室でしたが、それはそれはつらかったです。
眠れなさすぎて、休めなさすぎて頭パーンってなって退院前日の夜に大号泣して新生児室で一晩預かってもらったくらい。

眠れないと人間は正常な思考ができなくなります。
充分な睡眠を取らないことによって、免疫力は低下しイライラしやすくなります。

睡眠を奪う実験をされたネズミはその後1ヶ月以内に死亡したというデータもあるくらいです。

「3時間おきの授乳」とはよく言いますが、母乳育児の場合はもっと早い間隔での授乳が必要になりますし、ミルクの場合でもその間にオムツ替えや寝かしつけもしなければなりません。

一太郎の新生児期の睡眠記録はこんなかんじ。
睡眠時間9時間台ってことはさすがにないから記録し忘れだと思うけどこの青線の細さ…恐ろしい。

新生児育児がつらい理由その3：ホルモンバランスが崩れる

赤ちゃんが産まれたあと、胎盤も排出されます。胎盤が排出されることによって母乳の分泌が促される…という仕組みです。

普段の生理前ですらホルモンバランスの乱れを感じるというのに、産後に崩れるのなんか当たり前ですね。

私なんてつらくて号泣してるときですら「あー、ホルモン狂ってるわー。マタニティブルーズだわコレ」って考えながら泣いてました(笑)

新生児育児がつらい理由その4：ホルモンバランスのせいにされる

事実としてホルモンバランスは乱れています。それはもうバリバリ乱れています。

しかし、不安定さやイライラを他人からホルモンバランスのせいにされるのはいただけない。

いやちゃんと聞けよ。
ホルモンバランスのせいにするんじゃなくて話の中身をちゃんと聞いてくれ。

新生児育児がつらい理由その5：赤ちゃんと意思疎通が取れない

新生児、今でこそ可愛いなぁ小さいなぁまた育てたいなぁ…なんて思いますが、当時は「丁重に扱わなければならない宇宙人」だと思っていました。

今写真で見返せばわー可愛い♡としか思えませんが、なんか赤黒いしシワシワだし目がむくんで開いてないしガッツ感満載だし、何より全く意思疎通が取れないことがつらい。

笑いかけてくれるわけでもなく、あやしても反応してくれるわけでもなく、なんで泣いているかもわからない。
しかも寝ない。食欲旺盛すぎてミルク飲ませても飲み終わるともっとー！！！って泣く。

寝てると可愛くて、起きると「げ」って思っていたというのが本音です。

新生児育児のつらさの中の癒しの瞬間

大人に「可愛い」と思ってもらえないと1人では生きていけない赤ちゃん。
新生児微笑は破壊力抜群。楽しくて笑っているわけではないとはわかっていても和みます。
やっぱり笑顔はいいものだ。
うまく写真とか動画に残せなかったのが心残り。

参考リンク：新生児微笑について

母性が足りないなんて落ち込まないで！

たとえ今赤ちゃんを可愛いと思えなくても、体の痛みが軽くなってもう少し眠れるようになったら心にも余裕が出てきます。

余裕が出たら赤ちゃんのこともきっと可愛いと思えるはず。
焦らなくて大丈夫。自分を責めなくて大丈夫。

新生児育児を楽にする方法